8年ぶりの救急車2011/01/13 19:25

親父が私の外出中に飲んだな、と気がついたのは10日月曜の夕方のことでした。「あいつはかわいそうなやつなんだ」などと6つ下の弟、私にとっては叔父のことから始まり延々と一族のことをしゃべる。「今日は何を食べる?」と聞いても「いらない。酒をくれ」
その叔父が転倒し脳挫傷を負い老人保健施設に入っていることが少し前に判明し、親父に伝えたことが引き金を引いたか。しかし親しく行き来もしていないし「兄貴を馬鹿にしている」とか文句も言っていたのに。
翌11日起きると、私が買っておいたコンビニのお菓子の袋が捨ててあり、一応食べ物は採ったんだと安心すると、一緒に経済酒の空きパックも発見。朝食は拒否。その日も私の外出中に昼酒したと思います。こうなると、いつ食物を採らせるか、薬を飲ませたらよいか困ります。外出前に稲荷すしとか買って置いていても手もつけやしません。
そして翌12日、朝5時、腰掛けて茶碗を口にする親父を発見。中身は酒。「昼も酒、朝から酒、廃人だな」と声をかけ、TVの朝のニュースをつけてしばらく過ごしてから、こちらは二度寝することにしました。
目を覚ましたのは9時、親父はベッドに横になりTVの経済ニュースを見ています。飯は食わないだろうし今薬を飲ませることもないと三度寝。そして1時間後起きると親父は出かけているではないですか。
困ったな、薬飲ませていないし、夕方まで帰らないなら出かけたいし、ひょっとして帰ってくるかも知れないしと迷いつつ部屋にいると正午頃帰ってきました。「おれを産業廃棄物と言ったな」などとむずかる親父の血圧を測ると血圧・心拍数とも上昇しており、薬を飲ませます。そして短時間で戻るつもりで出かけました。
戻ったのは4時。血圧を測ると十分に下がっていないので、降圧剤を追加で飲ませました。そして、私が自室にいた5時50分頃、唇をぶるぶる震わせるような変ないびきとも吐息ともとれない音を聞き、親父の部屋に行くと、ベッドに仰向けに寝た親父の呼吸が確かにおかしい。揺り起こすとびっくりしたように目を見開き、受け答えができない。口の中に赤いものが見えたので「口を開けて」と口の両側を押さえるも口を開かない。救急車を呼ぶことにしました。
搬送することが決まり、ストレッチャーに乗せ、エレベーターで一階に下ろすとき、先に来たかごには人が何人か乗っていたため、私は後から来たエレベーターで下りました。下りてみると、ストレッチャーに付いた消防隊員から「お父さん、てんかんはないですか」と質問。今、エレベーター内で「てんかん性けいれん」があったのだそう。そんなこと聞いたことはありません。
救急車内では、まず目の前の行きつけの病院から満床を理由に断られ、受け入れ先を見つけるのに苦労しています。救急隊員は何度も同じ説明をしてたいへんだ。そのうちに親父は平常に戻ってきて、救急隊員の質問に対し、自分の姓名を発音し、午前中、外で酒を飲んだことを白状しました。そのとき、始まりました。赤ん坊が嫌々をするように腕を縮めて上体を揺すってから次に両腕を伸ばしぶるぶるとけいれんするのが。それは1分ほど続き、その後はまたぐったり。
最終的に受け入れ先が見つかり、回復はできるようです。口の中の赤いものはけいれんで歯を食いしばってどこかを噛んだようです。
医師の診断によれば、低血糖に陥ったためのけいれん。低血糖となった原因は、おそらくアルコールと降圧剤の副作用とのこと。後者は私がオーバードウズさせたわけか。飲酒をされると飲ませる薬がなくなっちゃうんですねえ。
ということで、親父は早くても15日土曜日まで入院です。懲罰としてちょうど良い。それにしても、私の堪忍袋の緒が切れかけ、本人も自暴自棄になった頃、必ず何かの発作で病院送りというのはわかりやすい男です。人の食事を気にしなくていいというのはこんなに楽なものか、介護におけるショートステイとはこんなものかという気分です。

コメント

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